2022年度のCCBTアーティスト・フェローであるアーティスト・コレクティブSIDE COREによる特別展を開催します。ストリートカルチャーの思想や歴史を参照しながら制作を行うSIDE COREは、異なる価値感や文化、さらには社会的制度など── さまざまな境界を、絶えず「移動」によって横断し、つなげてきました。それらを物理的に結ぶのが「道路」です。道路は、東京と他の地域の交差を生み出し、多様な文化が往来するための基盤でもあります。本展では、SIDE COREの日々の営みと実践を、展示や関連イベントを通して共有し、CCBTが新たに拠点を置く原宿から、さらに異なる都市へとつながる新たな道路をひらきます。

会期：2025年12月13日（土）〜2026年1月25日（日)13:00-19:00 会場：シビック・クリエイティブ・ベース東京［CCBT］

リニューアルを機に、「音（サウンド）」を探求するプロジェクト「Sound Atlas（サウンド・アトラス）」が始動します。第一弾として音楽家・小松千倫との共同キュレーションにより開催する本企画は、人間の耳には聞こえない超低周波音（インフラサウンド）に着想を得ています。響き、漏れ、伝わっていく──「音」の本質を、ライブ、パフォーマンス、DJ、インスタレーション、トークなど、領域を越えたコラボレーションの重なりから探求し、場と空間をひらくことで「音」の可能性をひらきます。

日時：2025年12月13日（土）16:00〜22:00 会場：スパイラルホール（東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3F） 共同キュレーション：小松千倫（音楽家、美術家、DJ） 出演・参加アーティスト： 荒木優光（アーティスト、音楽家、サウンドデザイナー）、GRAYCODE, jiiiiin（アーティスト）、土井樹（音楽家、複雑系研究者、Alternative Machine Inc. シニアリサーチャー）、西川泰弘（大阪教育大学 環境安全科学部門 特任講師）、丹羽隆介（Prius Missile）（音楽家、アーティスト）、Phew（ミュージシャン）ほか

「Sound Atlas（サウンド・アトラス）」とは

「音（サウンド）」の座標を問い直すCCBTオリジナルプロジェクト。目に見えない音の世界を多次元的に捉え、再構成することで、新たな「音の地図」を描くことを目指します。表現における音の可能性を広げると同時に、音を起点として多様な人々をつなぎ、次世代の音のあり方を共に探求します。

アーティスト・フェローによる活動・発表

2025年度のアーティスト・フェローである上田麻希、岸裕真、土井樹、藤嶋咲子、山内祥太が、CCBTと協働し、レクチャーやワークショップ、作品展示などをCCBTおよび都内各所で展開します。今年度の募集テーマ「これからのコモンズ」を思考する意欲的なプロジェクトの数々から、多様な対象との共生・共栄の可能性を探りながら、ともに新たな世界像を想像してみてください。開催情報は順次公開予定です。